ブラクロ(ブラッククローバー)のネタバレ・感想123話。124話の予想。砂浜でよくやる罠。
二回戦第1試合が始まりました。
キルシュの桜魔法をアスタが黒い魔力で
ザクスの罠ごと吹き飛ばします。
その続きです。
突然の出来事で国王は訳がわかりません。
「何じゃ何じゃ!?
一体何がどーなっておるんじゃ??」
魔法帝は目をキラキラさせます。
「アスタ君、また面白い力を身につけたね!!」
ザクスは怒りながらアスタの元へ
歩いて行きます。
「何てことしてくれてんだテメぇ―――!!
仕掛けた罠が全部消えちまったじゃねーか!!」
アスタは不敵に笑います。
「フフフ…そーだなぁ、困ったよなぁ~~~…。
そんなワケで…
作戦考えてくれ!!
オレ達三人で勝てるヤツ!」
「……は!?」
ザクスは一瞬固まります。
アスタは腕を組んで高笑いしました。
「お前ズル賢いから思いつくだろ!?
ここからは正々堂々ズルい作戦
考えてくれよ!」
「何だそれ、矛盾してんじゃねーか!
さっきの力使ってオマエ一人で
倒せばいーだろーが!
何でオレが…」
「残念でしたー!
あの技は一度使うとインターバルが
必要なんだなこれが!」
ザクスはイライラします。
「何で嬉しそーなんだよクソガキ。
頭オカシーんじゃ…」
アスタがザクスをビシッと指さしました。
「オレはチームとして戦いてーんだよ
コノヤロォォォォ!!
別に昨日から罠張っててもいーよ!?
オレとミモザも仲間に入れてくれるんならね!!
オレ達は白夜の魔眼を倒すロイヤルナイツに
選ばれる為に戦ってんだろ!?
オレだって誰だって一人じゃ
アイツらとは戦えねー!!
オレはここにいるスゲーヤツらと協力して
スゲーヤツらに勝ちたい…!!」
ザクスはアスタにある人物の姿が重なりました。
― ゾラ!
やっぱり凄いぞ魔法騎士団は!
とんでもない使い手だらけだ!
ただそんな魔法騎士も一人きりでは戦えない。
仲間を信じて共に死線を
超えるものなんだ――… ―
「………」
アスタは力説します。
「―――しかも今の対戦相手には
王族で珊瑚の孔雀の副団長ってゆー
とんでもねー人がいる!!
こりゃー鎬を削らねー手は
ねーぜぇぇぇぇ!!」
ザクスは自分を指すアスタの指を
ぐにっと掴みました。
「いで――――っっ
何すんだテメーコノヤロ…」
今度はザクスがアスタを指さします。
「王族と仲良く鎬を削る気はねーが…
オレはオレの目的の為に…
しょーがねーからテメーを
利用してやるよクソチビ…!!」
「へへへ、一緒に戦うならそれでいーよ。
イカしたマスクヤロー!!」
ケッと呆れた後ザクスが言います。
「知っての通り、オレの魔法属性は灰だ。
得意とするのは罠魔法…。
ただ前の試合みてーな大規模な罠は
すぐには仕掛けられねー。
デカイ罠は仕掛けるのに時間と魔力がかかるし
威力もそれに比例する。
だから徹夜したって言ったろーが。」
ミモザもアスタも青ざめます。
― あれ本当だったの―――!? ―
「それをテメー簡単にブッ壊してくれやがって…」
アスタは軽く謝ります。
「いや~~~すまんすまん。
だってしょーがないじゃないか~~~。」
ザクスは話を続けます。
「…そうだな…今すぐ出来るのは…
単純に分けるとこの3つだ。
1、括り罠系
魔法陣に触れた相手を括りつける罠だ。
2、落とし穴系
単純明快、簡単な穴を作り
そこに相手を落とす。
3、地雷系
簡単な攻撃魔法をその場に発生させる。
どれも一度掛かったら消えちまうし
時間をかけて魔力を注がねーと
大した威力は見込めねー…
さて…どーしたもんかね…。」
その頃キルシュはアスタの攻撃に
衝撃を受けていました。
「―――何ということだ…!!
私の美しい魔法が…
あんな下民のドス黒いものに
汚されるなんて…!!」
マグナは笑って言います。
「想定の範囲内だわ。」
「!」
「散々技の練習してんの知ってたからなァ。
アイツならどーにかすると思ったぜ…!
下民ナメんじゃねーってことだよなァ
アスタ…!!
オレも下民だけど。」
その言葉にキルシュが振り向きます。
「なに…!?貴様も下民なのか…!?」
「あん?それが何か?王族さんよォ」
キルシュが絶叫します。
「汚れるッッ!!
下民となど共闘出来るかッッ!!」
そのまま桜の雲に乗りアスタ達の元へ
向かいます。
マグナは慌てます。
「あッ!ちょっと待てこのナルシスト――!!
今更なんなんだテメー」
「私一人で十分だ!!
奴は私が仕留める!!
オマエ達は魔晶石を守っていろ―――!!」
マグナは笑います。
「…そーかよ…!
じゃーオレも好きにやらせてもらうぜ。」
ソルはわしわし頭を掻いて呆れます。
「まったく…!
男って生き物は本当にバカたよな~~~!」
キルシュはアスタ達を目指して飛び続けます。
― 下民とは魔力が乏しい者共…
それ即ち汚れし者共…!!
王族と…
最も美しき我々と同じ舞台に
いてはならないのだ―――!! ―
キルシュは敵の魔力を感知します。
― ミモザは我々の魔晶石に向かっているな…。
こちらの方にザクスとやらの魔力を感じる…。
あの汚物は…
まったく魔力を感じられない…!
何という生き物だ…!
どこに――――… ―
柱と岩場の向こうに剣を持ったアスタがいました。
「ミモザの兄ちゃん来たァァァァ!!」
「いたな!汚れ小僧め―――!!」
扇子を創り出します。
【 桜魔法 ”那由多美刃桜舞”!! 】
扇ぐと無数の桜の花びらがアスタを攻撃しました。
「!!」
アスタも高速の剣で防御します。
「うおおおお!!!」
しかし僅かな隙間から花びらが入り込んで
アスタの体を切り裂きます。
「ぐわぁァァァ!!」
たまらず逃げ出しました。
「やっぱ強え―――!!」
キルシュが後を追います。
「醜い逃げ様だ…!逃がすか―― !」
アスタは岩場の袋小路に逃げ込みました。
「ここまで来てみろォォォォ。」
しかしキルシュはあえて踏み込まず
距離を取り感知します。
(微かだが…魔力を感じる。
誘いこんで罠魔法にはめる気か…)
「貴様らの醜い策など見え透いてる!!」
【 桜魔法 ”美しき我が分身” 】
桜魔法の分身たちはアスタの手前で
罠にかかり次々に消滅しました。
アスタは焦ります。
「だぁ~~~~~罠が―――!!」
キルシュは再び扇から桜の花びらを発生させます。
「こんな粗末な罠にこの私がかかるとでも……!?
自ら剣の振りづらい狭所へ行き
逃げ場も失うなど醜さの極み…!!」
「チクショオ~~~~~!!
イイ作戦だと思ったのに―――!!」
「散れ!!下民よ―――!!」
キルシュが叫んだ瞬間ガクっと足が落ちました。
「!?」
そのままドザァッと穴に落下します。
「ぐッ…!!
な…何だこれは…!?
私は確かにすべての罠魔法を
消したはず……!!」
ザクスが笑いながらキルシュを見下ろします。
「キヒヒヒヒ…バァ~~~~~カ。
オレ達より高性能な魔力感知ばっか
当てにしてっから
低性能なオレ達が汗かいて掘った
こんな【ただの罠】なんかに
引っかかっちまうんだよ、王族様よォォ~~~!」
キルシュは慌てて体を起こします。
― 魔法ではなく肉体を使って掘ったのか…!! ―
「………!!
何て美しく無い……!!
こんな原始的なものすぐに飛んで――…」
穴の真上から剣二本を十字に構えたアスタが
飛び込んできます。
「な……!!」
「ミモザの兄ちゃんには悪いけど
ちょっと気絶してもらうぜ!!」
咄嗟に桜の花びらで攻撃します。
「寄るな、汚れし者ォォ!!」
花びらはすべてアスタの剣に弾かれ
キルシュに返ってきました。
― 反魔――― ―
そのままアスタはキルシュを桜魔法ごと
押しつぶします。
今週はここまでです。
ザクスの名前がわかりましたね!
ゾラ?
まさか徹夜までして罠をしかけていたなんて…。
意外と真面目な人だった…。
全部無効になっちゃったけど!
これはザクスでなくても怒るよ~~!
でもアスタ、なんだかんだ言ってちゃんとザクスに
計画立てさせるし演技もこなすし。
不器用そうに見えて
意外と器用ですね…。
穴を掘ったのもアスタかな?
体力勝負なら右に出る者はいないし!
多分お兄さんは一番傷つくやられ方。
結構な黒歴史になったのではないでしょうか。
反魔法の剣で魔法が跳ね返った距離が
至近距離過ぎて痛そう~~~!
ここから来週の124話の予想です。
お兄さんは気絶してしまったようなので
今度はアスタVSマグナの一騎打ちかな?
ザクスの灰魔法は威力を上げるには
相応の時間がかかるようなので
あんまり手出しはしない気がします。
あとミモザVSソルの女対決かな?
この辺も意外といい勝負になりそうですね。
なんか魔法の試合というよりは
スポーツ対決みたいだなぁ。
熱い展開を期待しています。
来週も楽しみです。