食戟のソーマのネタバレ・感想225話。226話の予想。美作の神トレース。
美作はパーフェクトトレースで
斎藤のまぐろの解体の工程を次々に
トレースしていきます。
その続きです。
美作のトレースにソーマ達が興奮します。
「すげぇぞ!!!美作!!」
「「周到なる追跡・閃」だとぉ———!!?」
「十傑メンバー斎藤綜明の調理を一瞬で
コピーしやがった。
まさに閃光!」
イストワールが感心します。
「これは驚きだな…。
そもそも味方との連携をおこなうのは
相当なリスクを伴うというのに……!」
— 十傑サイドがメンバー同士で
連携しないのが何よりの証拠!
彼らは確信している…。
己の”個”を出す事が最大の戦術であり
上っ面の拙い連携なら軽々と粉砕できると!
連帯食戟にて、味方のサポートと
自分の調理を両立させるのは
それほど困難なのだ……!
だか美作昴ならそれが出来る。
今の彼は紛れもなく!
反逆者チームに勝利をもたらしうる
最高戦力の一人だ!! —
美作は目をつぶって腕を組み斎藤をトレースします。
「拙者、斎藤綜明…。
己が信ずる料理道を歩む者。」
その様子を見て斎藤が言います。
「剣においても学ぶ事は
真似ぶ事とも言える……。
刹那の見切りでコピーを完遂する
お主の手腕、見事なり!
だが……いくら武士道を重んずる俺でも
一人称を「拙者」などとは言わぬよ。
そこはイメトレ不足なのではないか?」
フッと笑う斎藤に竜胆や司や茜ヶ久保が反論します。
「いや…言うだろーときどきー。」
「言うよねぇ。」
「言うー。」
「!?」
更に女木島も言います。
「言うなぁ。」
斎藤が慌てて振り向きます。
「女木島お主まで…。」
ソーマが女木島に言います。
「なんか面白げな人っすねー。」
「ああ…まぁアイツもかなりの
変わりもんだからな。」
川島が割って入ります。
『 ぎぃいいいくっそ—————!!
何なんだ、あのストーカー野郎!
タイマンなら絶対十傑メンバーが
負けるわけないのにぃ〜〜〜〜〜〜!!
斎藤先輩お願いします!!
なんとか成敗して下さい! 』
斎藤が包丁を手に取ります。
「……ふむ、美作昴……。
まっこと面白い男よ。
えいやっ!!」
観客が興奮します。
「おおっ残りの解体を一気に!」
斎藤は包丁を丁寧に拭くと鞘に納めて
美作に渡しました。
「使えい。」
「………!?」
会場がざわつきます。
川島も訳が分からず斎藤に聞きます。
『 ちょちょちょっと!?斎藤先輩!
どういう…… 』
「条件を対等にしたまでよ。
美作も己が巨躯を活かし、大型包丁にて
まぐろを捌いていたが、
その包丁では俺の名刀に質で劣る。
刃こぼれも起こすだろう。
ゆえにお主も我が愛刀「いさな斬り」を
振るわねば不公平!
そうでなければ俺の武士道に反する…。
俺が納得できぬのだ!!」
反逆者チームは戸惑い、竜胆はけらけら笑います。
「まーた始まった!」
女木島が言います。
「アイツのめんどくせぇ癖が出たなぁ。」
— 武士道を志すあまり
どうでもいい事に武士っぽさを
見出してはこだわり抜く。
今のアイツは自分の言動の武士っぽさに
心から陶酔してやがるんだ。 —
反逆者チームはこちらをバカにするなと
怒りますが美作は包丁をグッと手に取りました。
「感謝いたす。」
「!?」
「これで拙者のトレースは
より完璧に近付こうというものよ…!!」
包丁をスウッと鞘から抜きました。
「割あッ!!」
美作もまぐろの解体を済ませます。
斎藤が言います。
「これでともに解体は済んだ…。
ここらが調理の本番ぞ。
ついて参れ!!」
「無論!!」
反逆者チームは驚きますが
ソーマは微笑ましくその様子を見ています。
タクミが言います。
「形振り構ってなどいられない…。
あの男も久我先輩と同様に
何が何でも勝利をもぎ獲ろうと
しているのだ。」
その後も美作はFLASH!で斎藤の調理を
トレースしていきます。
赤身の部分は醤油・みりん・そして赤ワインを
混ぜたタレにしっかり漬け込み
まぐろほほ肉は片面だけを
バターで香り高く焼いていきます。
榊や水戸は戸惑います。
「ど…どういう事!?
部位によってそれぞれ全く違った
調理方法を施していく…!!」
「一体どんな寿司を作る気なんだ!?」
斎藤は束の藁を取り出しました。
美作がすかさずFLASH!!!でトレースします。
反逆者チームは藁をどうするのか
首をかしげて考えます。
斎藤はまぐろに串を打っていきます。
七輪に入れた藁に火をつけ豪快に炙り出しました。
美作もトレースしまぐろを炙ります。
美作は炎を見つめながら数日前の列車の中の
つきかげ食堂車でのトレース修行を思い出していました。
激しい修行に息荒く膝を付きます。
斎藤
「くっ……!!
ちィ…!
ここまで負荷がかかるとはな…!!」
— 連帯食戟ではどの敵を相手にするか
分からない。
だから事前に全員分のイメトレを
こなさなきゃならねェ……。
しかし複数の料理人を同時進行で
トレースするのは体にかなりの
負担がかかっちまう。 —
「……だがやらねぇ訳にはいかないからなァ……!」
— タクミ・アルディーニ
幸平創真
俺が今も調理台の前に立てているのは
お前たちのおかげだ。
アイツらに恩を返すためにも
俺は負けるわけにはいかない……! —
美作は立ち上がりました。
「さぁ もっと…もっと深く
十傑の野郎どもをトレースするんだ。」
斎藤綜明のイメトレを始めます。
「拙者の名は斎藤綜明……。
義を見てせざるは勇無きなり——。」
学校の職員が食堂車の電気が点いてるのに
気付きドアを開けます。
「おいっ!
もう消灯時間は過ぎているぞ。
早く客室に戻りなさ……」
一瞬言葉を失いました。
美作が小林竜胆のトレースをしています。
「おらおらーっりんどー先輩だぞー!
りんどー先輩なんだぞー!」
司瑛士のトレース。
「美味なるものに全てを捧げる……。
それが司瑛士の料理なんだ。」
叡山枝津也のトレース。
「殺す 幸平。
テメェだけは殺す。」
茜ヶ久保もものトレース。
「ねぇブッチー、ももとお話ししよっか。
ほんとにブッチーは可愛いみゃんみゃん。」
紀ノ国寧々のトレース。
「べべつにあなたの為にやった訳じゃないわ…。
反省してよね。
だ……誰が可愛いよ…っ!
ばか……!
か…勘違いしないで!
私はあなたの事なんてどうでもいいのっ。
仲良くしたいなんて思ってないわよ!
ほ ほんとだからねっ。」
職員さんは青ざめて固まっています。
再び連帯食戟の場面に戻ります。
— さぁここからがアレンジだ!!! —
斎藤、美作の二人が
黙々と寿司を握ります。
観客たちが見守る中、先に完成したのは
斎藤でした。
「待たせ申した。」
田所とタクミが驚きます。
「斎藤先輩が一足先に完成……。
こ……これは……!!」
「何という美しさだ…!」
— 濃淡さまざまな赤が!
紅が!
緋が!
燦然と輝いている!! —
【 まぐろ十貫
小玉紅玉寿司(こだまるびぃずし)!! 】
青木や佐藤は目を見張ります。
「うおぉおおお!!マジで美しすぎねぇか!?」
「実家の居間にでも飾っときてぇ…。
食うの勿体ねぇ!」
吉野や水戸も見とれます。
「アリスっちが選抜で作った手毬寿司よりも
もっと小さいサイズだよ————!
カワイイ〜〜〜〜〜っ!」
「きれい…。」
場内が突然ざわつきました。
「あ……!?おい、美作見ろ!!」
「斎藤先輩の寿司にはなかった調理を
始めたぞ!」
「なにか取り出した!!」
ソーマがハッとします。
「アレは………!!」
アナウンスが響きます。
『 さぁさぁ第二試合も大詰め!!
調理時間はのこり…10分です!! 』
今週はここまでです。
結局なんだかんだ言って
十傑メンバーは仲いいなぁ。
新旧含めて。
ちょっと時代劇料理漫画みたいになってましたが。
それにしても美作のトレース凄まじい!
つきかげ食堂車のトレース凄い!
一晩中見ていたいよ!
これ料理イメトレよりも性格イメトレの方に
力入れてるんじゃないのか!?
寧々のツンデレ良く研究しているよー。
とゆーか寧々のトレースだけ長っがいな!
美作のトレースは神の領域に達したと思います。
十傑メンバーに料理よりも
こっち見てほしいー!
ここから来週の226話の予想です。
斎藤先輩の料理完成ですね。
すごく可愛い料理でびっくりだ!
名前も可愛い…小玉紅玉寿司!
対して美作がどんな寿司になるのか。
取り出したボールの中身が何なのか
全然予測がつかない…。
漬けや炙り焼きはトレースしてたので
途中までは同じ寿司なのかな?
斎藤先輩の小玉紅玉寿司にもう一品
まったく違う強烈個性の寿司を加えるのか…。
それともネタの仕込みは同じでも
握った寿司は全然違うのか…。
うーん難しいですね…。
来週は美作の寿司も完成すると思いますが
実食は斎藤先輩からですね。
美作にぜひ勝ってもらいたい!
あんなにトレース頑張ったんだから
報われてほしいです!
来週も楽しみです。