食戟のソーマのネタバレ・感想224話。225話の予想。トレース無双!
美作のサポートで、ある液体を受け取った
久我はようやくお題の茶葉を使い始めます。
その続きです。
久我は美作から液体の入った瓶を受け取りました。
— ご苦労、美作ちん!!
さて…久我照紀の料理は——
ここからが本番なんだよね! —
中華鍋をセットします。
アルミホイルを鍋に被せました。
「おぉ!?久我照紀何を始めた?
中華鍋にアルミ箔を敷いていくぞ……?」
その上に網を敷き、肉を置きます。
「よーし行っちゃって———!」
観客たちも気付きました。
「あれは…即席の燻製器……!?」
「そうか!つまり久我の狙いは…
茶葉による【燻製】だったのか!!」
中華鍋にガポッと蓋をします。
イストワールは感心しました。
「ほほう…!燻製とは。」
— 中華料理には素材を揚げるなどした
工程のあとで
醤油ベースの汁で煮てとろみをつける
“紅焼(ホンシャオ)”と呼ばれる
調理法がある。
彼もまた先程まで
豚肩ロース肉の表面をじっくり
揚げるように炒めていた訳だが —
「揚げた豚肉に対し、煮込みではなく
【燻製】で手を加えるというのは
おもしろい!
斬新と表現して差し支えない
発想だ!!」
丸井も興奮します。
「なるほど…考えたな!
燻製なら茶葉の香りを直接!
ストレートに素材へ移すことが出来る。
司瑛士とは別方向からの
緑茶へのアプローチだ!」
ソーマも感心します。
「ほほ——中華鍋ってあんな
使い方もできるのな〜〜〜。
今度やってみよ。
……ん?んで例の黒い液体は
どうなった?」
久我が答えます。
「それはこれからだよ、幸平ちん。
燻製と並行して…
必殺の”タレ”作りに入るよん!!」
もう一つの中華鍋で調理を始めます。
「バルサミコ酢をぐつぐつと煮詰め、
味と香りを凝縮…
黒酢・砂糖・粉砕した緑茶!
さらにさらに———
この[燻製醤油]を投入だ!!」
反逆者チームが驚きます。
「燻製醤油!?」
伊武崎が言います。
「そう……美作がよこした液体の正体はそれだ。」
吉野と青木が盛り上がります。
「おぉ伊武崎!燻製野郎!」
「燻製と来たらここぞとばかりに
しゃしゃり出てきたな!」
伊武崎が美作の調理台を見ます。
「美作の台にある中華鍋…
あれでスモークしていたらしい。」
— 醤油を丸みのある香りを持つ
チップで燻すと
風味のまろやかさがより際立ち
後を引く余韻の深さも段違いになるんだ。 —
葉山が付け加えます。
「そして肉だけでなく、
タレにも燻製の香りを仕込むことで
味わった際の香りの重量感もより高まる!
その狙いもあるみたいだな。」
「おお…!伊武崎と葉山っちが言うなら
間違いねぇな。」
イストワールも合点がいきました。
「なるほど…美作のおかげで久我は
さっきまでの間中、豚肉の調理に
専念することができたという訳だな。
見事なチームワークだと言える。」
シャルムが聞きます。
「しかし分からないことがあるよ。
美作昴は自分の調理の方は大丈夫なのかい?
サポートばかりに手間と神経を割いては
いられないだろ?」
酔いながらアンも同意します。
「確かにその通りですねー。
対戦相手は言わずもがな強大……。」
斎藤がマグロの尾をロープで縛り
背中に背負います。
— 現 十傑第四席!!
当代きっての天才寿司職人
斎藤綜明その人なのだから!! —
反逆者チームが驚きます。
「す……すすす………ッ寿司職人!!?」
「ふざけんな嘘だろ!!
得意ジャンルが寿司の料理人相手に
まぐろなんてお題引きやがったのか!?」
「アンラッキー王や!
あいつ幸平以上のアンラッキー野郎
やったんやー!!」
ソーマがムッとします。
「別に俺はアンラッキーじゃねぇっての。」
斎藤が包丁を取り出します。
「まっこと不運な男よ…。
だが慈悲は無粋だな。
俎板の前に立ったなら
最高最善の仕事をするだけよ…!」
その様子を見て反逆者チームが慌てます。
「どうすんだよこのカード!!」
ソーマが言います。
「いいから落ち着けって。
…それに見てみろよ。
なーんかやらかしてくれそうな
ツラだぜ?」
美作は不敵に笑っています。
「破ッ!!」
斎藤が包丁で一気にまぐろを下ろします。
「うぉおおー!!とんでもねぇ!
あっという間にまぐろを解体していく。」
「パワーと技術!
これが十傑クラスの実力だ——!!」
斎藤がふと気づくと美作も斎藤と
まったく同時にまぐろを下ろしています。
会場の生徒も不思議に思いました。
「………え!?」
「あれ?おかしいぞ。
どうして美作の方も、もう解体が
進んでるんだ……?」
斎藤は包丁を構えます。
「割ぁッ!!」
美作の目が光ります
— FLASH!! —
その後も美作と斎藤は同時にまぐろを捌き、
調理の工程からまぐろを置く位置まで
まったく同じように動きました。
会場の生徒も反逆者チームも驚いています。
「ど……どうなってんだ——!!?」
「1秒のタイムラグもなく
あの超速スピード調理を
完全コピーしやがっただと!!?」
美作が斎藤に向き直ります。
「これが俺の新たな必殺技……!」
【 周到なる追跡・閃
(パーフェクトトレース・フラッシュ) 】
— カメラでストロボを焚くように
瞬間的に相手の行動・思考を読み取り
自分の手元に全く同じ手順を反映させる……。 —
「はぁぁぁぁ!!?」
イストワールは納得しました。
— そうか…ということは
調理手順に対する思考時間をゼロに
する事が可能!
斎藤がレシピを熟考していた時間を全て
久我のサポート…
醤油燻製に注ぎ込めたのだ!! —
吉野や佐藤が興奮します。
「い…今までの美作っちのトレースとは
マジで次元がちがう……。」
「あの野郎、いつの間にここまで
コピー能力を磨き上げてやがったんだぁ!?」
田所やタクミも感心します。
ソーマが言いました。
「へへ…つまり今司先輩は
二人の料理人と戦わされてる
気持ちってわけだ!」
会場中の生徒からヤジが飛びます。
「お…おぃい!!久我照紀———!」
「いくら連帯食戟だからって…ず、ずるいぞ!」
「司さんとタイマン張りたがって
たんじゃねぇのかよ!」
久我はまるで気にしません。
「ん———?こう見えて僕オトナだからぁ
個人的なプライドを優先したりなんか
しないのさっ。
まぁ後ろにカワイイ後輩たちが
控えてる事だし?
少しでもラクさせてあげるためにも
手段は選んでらんないよ。
俺の役目は…ここで必ず
あんたを落とすことだからね。
司っさん。」
司は黙って聞いています。
久我が司を指さして宣言しました。
「ってワケで————
あんたの常勝街道、ここで終わらせる。」
司が言いました。
「”自分”を捨ててでも勝つ覚悟…
確かに今までの久我とは一味ちがうみたいだ。」
今週はここまでです。
ついに斎藤さんの得意ジャンルが明らかに!
寿司職人だったんですねー!
でも反逆者チーム、誰も知らないようだったし
あまり有名ではない…のか…?
ついでに包丁も明らかに…。
てゆーかアレ包丁なの?!
日本刀…?違うよね…。
やっと斎藤VS美作のカードが動き出しましたね。
今の所トレース全開でまっったく同じ料理ですが
オリジナル要素が入って来た時が勝負ですね!
それにしたって美作はトレースがあるから
久我のサポートも出来たけど、他の人は
これ難しいんじゃないのかなぁ。
ここから来週の225話の予想です。
久我が大人になったなぁ!
自分の勝負だけじゃなくて後輩のことも
視野に入ってる所に成長を感じます。
司にも勝利宣言してしまいましたが。
勝ってほしいけど、でもまだなんか
司に余裕を感じるな…。
司の壁はそーとー高そうなので。
どーにもまだ敵わない感がぁ!
今回全部同時進行みたいに勝負が進んでるので
来週はまた竜胆V女木島さんとかになってる
かもしれませんね。
今回の十傑サイドは誰をとっても
余裕を感じます。
美作も斎藤さんに勝つのは相当難しいのかなって
気がします。
第三席の女木島さんにソーマ、ボロクソ
にやられてたのに。
斎藤さん、その次の第四席ですからね…。
きびしいなー!!
来週も楽しみです。