61巻では、「シ村」さんが妻の事を、「自分の妻は面白い人だった」と「行亮」に話します。
市役所で出会ったおばあちゃん「ハツ」とその娘「幸子」。
娘の幸子のことを「ハツ」は、「あんな恥さらし」と言っているのを市村さんは聞いてしまうのでした。
62巻では、幸子が市村さんを自分の働いているスナックに誘う所から物語が始まります。
死役所 62巻のネタバレ感想。
お店にやってきた市村さん。
しかし、誘っておきながら幸子はまだ店に来ていません。
どうやら、幸子は遅刻してるみたいですね。
この遅刻は、幸子の性格からくるものなのか、それとも何か事情があったのでしょうか...。
幸子を待つ市村さん。
ようやくやってきた幸子は、ナポリタンを頼みます。
そして、そこに流しの楽団の人たちがやってきて流行の曲が店内に響き渡ります。
何を思ったのか、市村さんは突然立ち上がりフラフラと歩き出したと思ったら、
幸子に抱き付いたのです!!
抱き付きながら、
「気持ちが悪い...」
と言い出す市村さん。
決まり切らないなぁ、市村さんたら...。
市村さんがどうして気分が悪くなったかというと、バーのママが「お茶」といって「お酒」を
飲ませたからなんですね!
市村さんは下戸なのか...。
翌日、市村さんは幸子に抱き付いてしまった事を幸子の母・ハツに土下座して謝ります。
真面目な市村さんは、自分が幸子に抱き付いてしまった事で嫁入り前にあらぬ噂が立ってしまう
のを心配したのです。
しかし、ハツは...。
幸子にも市村さんは、抱き付いたことを謝ります。
幸子は、
「気にしなくていい」
と言って、微笑んでくれました。
この幸子の言葉に、なぜか市村さんはハツの言った言葉を思い出しました。
さらに、幸子は、
「私にはハツがいる」
と言います。
とにかく、「お詫びがしたい」という市村さんに幸子はいきなり、
「横顔が綺麗ね」
と呟きます。
そして、幸子は、お詫びと言うなら市村さんに絵のモデルになって欲しいと頼むのでした。
市村さんの横顔を描きながら、
「今、恋してる?」
と尋ねる幸子。
「していません」
と答える市村さん。
「今まで、人を描こうと思った事がなかった」
と呟く幸子...。
市村さん!気付いてくださいよ!幸子さんの気持ち...。
それから、モデルになる為に幸子の家に度々訪れる様になった市村さん。
その日もいつものように、幸子の家を訪れると...
警察が家に来ています。
家にはハツの「亡骸」があるのでした。
ハツの亡骸の側には、ハツの亡骸の絵を描いている幸子の姿が...。
ハツは「交通事故」でお亡くなりになったのです。
絵を描きながら、
「お母さんの人生って何だったんだろう」
と呟く幸子。
それを聞いた市村さんは、死に方だけでは人の人生は語れませんと答えます。
「私はお母さんの思いを知らずに生きてきた...」
と泣きながら話す幸子は、
「お母さんは、私のことをどう思っていたのかな...」
と言うのでした。
「あんな恥しらず」
そう言っていたハツの言葉を飲み込んで市村さんは、
「ハツさんは充分に生きたと信じればいい」
と幸子に言います。
それで報われるのかと尋ねる幸子に、
「幸子さんの中では報われるでしょう」
と市村さんは言います。
葬儀もようやく終わりました。
たったひとりの家族を亡くして辛い...と言う幸子は、市村さんに
「私と家族にならない?」
と尋ねます。
それを聞いた市村さんは、
「結婚してください」
と幸子に言うのでした。
死役所62巻の感想
62巻の感想は、市村さんの過去が分かった来ましたね!
市村さんって、市役所勤務だったんですね。
そして、ものすごく真面目で優しい人なんだ...。
「綺麗な横顔」と言ってくれた幸子は、あのセリフがもう愛の告白だったんだと
私は思うんですよね。
そういう幸子さんも素敵な女性なんだなぁ。
でも、どこか謎めいて、寂しげで、不思議ちゃんな幸子。
そして、娘を「恥知らず」と言い放つ母親のハツ。
私も自分の親が私を「恥知らず」って思ってたらどうしよう...って考えちゃいましたよ。
威張れるような生き方はしてないし、恥ずかしくて穴があったら入りたいって思う事のほうが
多い人生だけど、親に「恥知らず」って思われてたらショックだなぁ。
それを知らずに済んで幸子さんは良かった。
市村さん、グッジョブです。
市村さんと幸子さん、お幸せに!
幸せになれるはずのふたり。
幸せになれるはずなのに...。
死役所63巻の予想
63巻の予想は、ハツの言った「恥知らず」って言葉がどうしても気になるんですよね。
幸子さんはハツに「恥知らず」とまで言わせた何かをしてしまったのでしょうか?
その「何か」が幸子さんのこれから迎える「死」と何か関係があるのでしょうか?
そして、市村さんがどうして「冤罪」になったのかが明かさせていくのではないでしょうか?