16話では、麻子と名取は麻子の弟が働いているイタリアレストランへデートに行きます。
麻子の弟「圭太」は名取の「モテオーラ」を察知し、名取を警戒するのでした。
圭太は、左手で名取と握手をしたり、名取にだけイタリア語でしか書かれていないメニューを渡したり。
警戒という名の意地悪しかけてくる圭太。
しかし、名取は圭太の突きつける挑戦(意地悪?)を難なくクリアしていくのでした。
あせとせっけん17話のネタバレ感想。
17話では、圭太の挑戦を軽くクリアしながら名取と麻子は食事を楽しんでいます。
しかし、名取には一つ気なることが。
それは、麻子と圭太の会話が「タメ口」な事でした。
そりゃあ、麻子と圭太は姉弟ですから、「タメ口」でしょうよ...。
すでに、恋人関係になったふたりですが麻子はまだ名取の事を「名取さん」としか呼んだことはないのでした。
弟の圭太とタメ口で話している麻子を見て、距離感を感じる名取は少し「寂しさ」を覚えます。
圭太はオリジナルメニューを運んできます。
名取はいつもの調子で料理に鼻を近づけて「クンクン」と匂いを嗅ぎ、「いい匂い!安心する匂いです」満足
そうな表情をします。
名取のこの行動に圭太は驚き、顔を引きつらせます。
「おい!姉ちゃん、こいつ大丈夫?!」
と麻子に囁く圭太。
圭太は名取の「そういう」所を初めて目撃する訳ですからドン引きするのも致し方ありません。
麻子は、名取は「匂いに敏感」なのだと怒りながら圭太に説明します。
さらに、会社では「石けん」を手掛けていることも。
「仕事ができる」名取の話でますます警戒を高める圭太。
料理をほとんど食べ終わった頃、麻子は圭太から勧められていた「パンにスープをつけて食べる」方法を試そうと
しますが、すでにパンが無い事に気が付きます。
それに気が付いた名取が自分のパンを「分けよう」と言うと、「パンぐらいサービスするから」と圭太が名取の行為
を遮ろうとします。
それを聞いていた麻子が「名取さんのを半分分けて欲しいです...。」と顔を赤らめながら言うのでした。
圭太は驚きます。
料理が食べ終わり、麻子がお手洗いに向かい、名取がテーブルで会計を済ませているとそこに圭太がやってきました。
「今日、オレ、あんたを値踏みしてました!」と名取を真っ直ぐ見つめて告げる圭太。
「そりゃ、そうだようね」とすでに分かっていた名取。
そして、圭太から思っても見ない質問をされます。
「姉ちゃんは、いつもあんたに物をねだるのか?」
この質問に驚く名取。
圭太は、麻子は小さい頃イジメにあい、そのせいで欲しいものを主張しない大人しい人になったのだと名取に話し
ます。
そうか、だから麻子が名取のパンを半分欲しいと言ったのを圭太はひどく驚いたのですね。
そんな姉が今日はパンを「半分欲しい」と言ったのは「大きな変化」だと話す圭太。
圭太は、「だからこそ、あなたにそれを自覚して欲しい!」と名取の告げるのでした。
名取は圭太に話を聞かせて貰ったお礼を言い、話を聞けたおかげで「昨日よりもっと彼女を大事にできると思う」
と言うのでした。
店を出て、ふたりで歩く帰り道。
麻子が立ち止まり、名取の手を握り締めて「今日は本当にありがとうございました。香太郎さん。」と頬を赤くして
名取の名前を呼ぶのでした。
名取も名前を呼んでもらっったことに嬉しくなり、顔が真っ赤になります。
そして、今までよりもっと麻子を大事にしようと誓いながら、麻子を強く抱きしめるのでした。
17話も心温まるお話でしたね。
あせとせっけん17話のネタバレ感想。
圭太の麻子を想う気持ちもとっても可愛くて愛おしいものでした。
弟にここまで想われる麻子って実はかなりの「モテ女」なのではないでしょうかね。
そして、麻子の過去も知ることになりましたが。
確かに、イジメにあって辛い思いをした麻子ですが、麻子の大人しくて人に対して優しくて、気遣いができるその
性格はイジメに遭った事が影響していたとしても決してマイナスな事ではないと思うんですよね。
そして、名前で呼ばれないことに距離感を感じていた名取。
私事になりますが、私も名前(しかも呼び捨て)で呼ばれるのも相手の名前を呼ぶのも非常に苦手でして。
付き合ってきた方には生意気にも「呼び捨ては嫌!」なんて実の程知らずな事いってたりして。
いまだに、旦那に名前を呼ばれることも名前で呼ぶこともない始末で。
しかし、会社の上司に苗字ではなく名前で「〇〇!」と呼ばれても痛くもかゆくも感じない事に気が付いて、
「ありゃ、名前で呼ばれても大丈夫だったかも」なんて思ったこともありました。
だから、麻子が「香太郎さん!」と言った時の勇気もすごかっただろうし、名前を呼ばれた名取はさぞ嬉しかった
ことだろうと察せられました。
そして、旦那の名前を呼んであげられてない自分をちょっとだけ反省したりしました。
名前で呼び合いたいな...今更ながらそう思わせてくれるお話でしたね。