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僕のヒーローアカデミアのネタバレ感想129話。130話の予想。治崎は子持ちなの?

僕のヒーローアカデミア ネタバレ 感想 129話 130話 予想

出久は初めてのインターン活動のパトロール中、
突然路地から現れた女の子、エリと衝突してしまいます。

エリを追ってきたのはナイトアイ事務所の監視対象
「死穢八斎會」の若頭 治崎でした。
その続きです。

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僕のヒーローアカデミアのネタバレ感想129話

時は少しさかのぼります。

「緊張する…。」

出久はミリオと一緒に市街地で
初めてのパトロールをしていました。

「パトロールくらい、職場体験でやってるよね?
あ!敵連合の襲撃がトラウマ?」

ミリオが出久に聞きます。

「いえ!諸事情あって、基本活動未経験なので…!」

「へぇー変わってんね!」

ミリオは親指を立てて出久に言います。

「大丈夫!今回実際にホシの敷地近辺を監視するのは
サーたちで、俺たちは周辺区域のパトロール!
色々教えるよ」

出久はミリオの後をついていきながら考えます。

—— まずは先輩の仕事を見て差を思い知れってことかな…。

にしても…オールマイト、なぜ僕に
何も言ってくれなかったんだろう…。 ——

「そういやさ!!ヒーロー名聞いてなかったよねお互い!」

「デクです」

出久は元気に答えました。

「…デク!?木偶!?いいのソレ?」

「いいんです」

ミリオもヒーロー名を出久に教えます。

「オレは『ルミリオン』!!

“全て(オール)”とまではいかないが
“百万(ミリオン)”を救う人間になれるよう命名した!

「レミオロメン」みたいでかっこいいだろ!」

「レミオロメン」

「コスチュームを纏って街に出れば
俺たちは”ヒーロー”だ!油断はするなよデクくん!」

「はい!ルミリオン!」

—— しかし今、サーの監視対象である「治崎」が
出久の目の前にいます。

出久の心臓がドクンドクンと脈打ちます。

—— 嘘だろ…

治崎が出久に話しかけました。

「うちの娘がすみませんね、ヒーロー」

ニコッと笑って言います。

「遊び盛りでケガが多いんですよ。
困ったものです」

出久は固まってしまい、声が出ません。

すると背後から現れたミリオが出久の顔にコスチュームの
フードをパサッと被せて言いました。

「まーたフードとマスク、外れちゃってるぜ。
サイズ調整ミスってんじゃないのか!?」

—— 通形先輩、何言って… ——

焦る出久にかまわず、ミリオが治崎に頭を下げ、挨拶します。

「こっちこそすみません!」

ようやく出久はミリオの意図がわかりました。

—— ……!そうか、表情……!

「嘘だろ」が顔に出てた…!

いけない、お互い何も知らない状況なんだ。

怪しまれればナイトアイの仕事に支障が出る!

無難に…自然にやり過ごさなくては……!! ——

ミリオはそのまま治崎に話続けます。

「その素敵なマスクは八穢會の方ですね!」

「ええ、マスクは気になさらず…汚れに敏感でして」

そして治崎もミリオ達に聞きます。

「お二人とも初めて見るヒーローだ。
新人ですか?随分お若い」

「…そうです!まだ新人なんで緊張しちゃって!
さ!立てよ相棒、まだ見ぬ未来に向かおうぜ」

ミリオが出久に向かってそう言うと、
治崎は探るように聞いてきました。

「どこの事務所所属なんです?」

「学生ですよ!所属なんておこがましいくらいのピヨっ子でして…。
職場体験で色々回らせてもらってるんです。」

—— 明らかに警戒してるな。

サーの名前は出せない、早めにズラかろう! ——

ミリオはそう判断し、出久に声を掛けます。

「では我々は昼までにこの区画を
回らないといかんので!行くよ!」

「はいっ…」

緊張した面持ちで出久が立ち上がろうとした時、
座り込んでいた女の子、エリがギュッと服にしがみついてきました。

涙目で震えながら、小さな声で

「いかな…いで…」

とつぶやきます。

出久はその声を無視することは出来ませんでした。

治崎に向かって言います。

「あの…娘さん、怯えてますけど」

「叱りつけた後なので」

治崎は無表情に答えます。

ミリオは

(デクくん余計な勘繰りはよせ!)

と小声で言い、「行こう」と促しますが
出久は治崎に食い下がります。

「いやァでも、遊び盛りって感じの包帯じゃないですよね…」

エリは泣きながら出久にすがります。

—— この子が僕を掴んで離さない ——

治崎は見下ろしながら答えます。

「よく転ぶんですよ」

「こんな小さな子が、声も出さず震えて怯えるって
普通じゃないと思うんですけど。」

—— そうだ自然じゃない ——

冷ややかな目で治崎は言います。

「人の家庭に自分の普通を押し付けないで下さいよ」

「性格は様々だよね」

明るく答えながらミリオも焦ります。

—— やめろ…!明らかに詮索を嫌がっている!
警戒が強まれば益々シッポを出さなくなる!
無難にやり過ごすんだ!! ——

そう考えるミリオに出久は反対します。

—— 違う先輩!その方が怪しまれる!不自然だ!

【 コスチュームを纏って街に出れば…】

ヒーローが怯えた子どもを やり過ごすわけがない ——

強気で治崎に聞きます。

「この子に何してるんですか?」

【 俺たちはヒーローだ!】

エリは出久の肩に顔を埋め、震える手でしがみつきます。

治崎はあきれたように両手を広げ、
「…ふう」とため息をつきました。

「全くヒーローは人の機微に敏感ですね。
わかりました。」

クルっと背を向けて、

「恥ずかしい話です。
人目につくし……こちらに来てもらえますか」

そう言うと、路地裏に向かい歩き出しました。

出久はエリを抱きかかえて立ち上がります。

ミリオは小声で出久に言います。

(何があっても俺が対処する。
その子を連れ去るワケにもいかない)

治崎は暗い路地裏の奥に向かいながら話します。

「実は最近エリについて悩んでいまして。
何を言っても反抗ばかりで。」

虐待…?と思いながら出久が言います。

「子育て…ですか、大変ですね…」

「ええ、難解ですよ子どもは。

自分が何者かになる・なれると本気で思ってる」

そう言うと、左手の手袋にグイと手をかけました。

その瞬間治崎の強烈な殺意を察したエリは、
出久を振り払い治崎の元へ戻りました。

「え…!?」

突然の事に出久は驚きます。

「なんだ…もう駄々は済んだのか?」

治崎がエリに聞くと、エリは無言でうなずきました。

「え、あの…エリ?ちゃん…?」

戸惑う出久に治崎が頭を下げます。

「いつもこうなんです。

すみません、悩みまで聞いてもらって。

ご迷惑をおかけしました。」

路地の暗闇に二人が消えてゆきます。

「ではお仕事頑張って」

「待って…!!何で……」

出久の言葉にエリは振り向きません。

追いすがろうとする出久をミリオが止めました。

「追わないよ。

気付かなかったかい、殺意を見せつけて
あの子を釣り寄せた。

深追いすれば余計に捉え辛くなる。
サーの指示を仰ごう。」

出久はマスクを脱ぎ、呆然と消えた二人を
見つめていました。

空から雨がポツポツと降り出します。

アジトに戻った治崎が部下のクロノに言います。

「最近の若者は一段と病んでるな。
クロノ、風呂の用意しろ」

エリを逃がしてしまった部下が慌てて言い訳をします。

「す…すんません若頭!!
ちょっと目を離したスキにそのガキが逃走しやがって…」

最後まで言い終わる前に、治崎の右腕の一振りで
部下の体が飛び散り壁が血まみれになりました。

「掃除もだ」

エリを抱きかかえたクロノが へい と答えます。

「英雄症候群の病人共」

そう言う治崎の顔右半分は蕁麻疹があらわれていました。

エリは恐怖で目をつむり、耳をふさいでいます。

頑丈な扉の前につき、プシューと扉が開きます。

治崎が言います。

「壊理(エリ)…わがままはもうよせよ。

【おまえは計画の”核”なんだ。】

頼むからもう、俺の手を汚させないでくれ」

そしてエリを拘束具のある椅子へいざないます。
椅子の周囲には機械が立ち並んでいます。

クロノがエリの手の包帯をほどこうとしました。

そこへヨチヨチと、小さい仮面の部下が歩いてきました。

「オーバーホール、電話」

そういうと、治崎に電話を差し出します。

「敵連合 死柄木からだ。

この前の返事を聞かせてやる…と」

今週はここまでです。

エリって本当に治崎の娘なんでしょうかね?

娘でもおかしくないかー。

相当強烈な個性がありそうですが。

なんか以前、計画を実行する金が無いような事
言ってた気がするんですが

エリちゃんの設備は結構金かかってそうだなぁ!

そこにお金かけすぎちゃって
他がまわんないのかな…。

なんにせよ今回は心臓バクバクの回でしたね!

ここから来週の130話の予想です。

ついに死柄木からの返事がきましたね。

私の予想では治崎の傘下に入るんじゃないかなと思います。

ただ「表面上は」って感じなんじゃないかなぁ?

いつかどこかのいいタイミングで裏切りそう。

もし断ったとしたら治崎との全面戦争パターンですね。

死柄木のプライドの高さならこっちも有りな気もしますが…。
うーん…。

エリちゃんの個性が鍵になるのかな…。

出久達ともどう絡んでいくのか。

来週も楽しみです。

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